大久保醸造について
良い醤油の見分け方
醤油の良し悪しを見分けるには、ただ舐めてみただけでは分かりません。
何故なら、それは料理の内容に異なるからです。
その際に基準になるのは、やはりお刺身です。お刺身の味と醤油の味が対等であれば、最高の醤油と言えます。
お刺身に醤油が勝っても、負けてもいけません。
例えば、まぐろの大トロは味が強く、甘露醤油(再仕込み醤油)でないと負けてしまう為、高級寿司屋さんでは、甘露醤油を使います。
ご家庭では濃口醤油で十分ですが、市販の刺身用醤油だと、煮物に使用すると弱かったり、お豆腐にかけるとしょっぱすぎたり、なかなか 「この味だ!」がでません。
あらゆる料理に合う「大久保醸造の醤油」
この大久保醸造の濃口醤油は、なぜか全てに合ってしまいます。
要するにすべての料理に対等であり、勝っても負けてもいません。
どうしてそうなるのか大久保社長に尋ねたところ、「それはすべて微生物がなせる技である!」と言っておりました。
工場の中にある木の樽全てに漆を塗り、建物のコンクリートの床、側面には備長炭を敷き詰めカピが発生しないよう微生物が喜んで働けるよう環境に気を付けていることもその要因だと思われます。
料理教室でも好評
料理教室の辰巳芳子先生は、「調味料の発酵食品は造り手の技、思い、が一番はっきりでるものよ!」とおっしゃっています。
そして、スープの教室ではお鍋に 醤油を入れるとき、「大久保醸造の醤油をいれますね!」とわざわざ生徒さんに見せるそうです。
一般市場ではあまり流通しない逸品
大久保醸造の濃口醤油は一般市場になかなか出回りません!その殆どが銀座の割烹、蕎麦屋に行ってしまいます。
そのため、本当にやっとの思いでお取引きすることができました。
自然の醸造ですからアルコールが勝手に出来てしまいますので、蓋を開けても冷蔵庫に入れておけば約一年も持つそうです。
良い醤油を使いましょう
醤油はそれが家庭の味になります。
大久保社長はこうも言ってました。
「醤油は熟成のために8ヶ月〜12ヶ月必要です。しかし、スーパーで並んでいるそれはたった2〜3ヶ月で造ってしまいます。どうやって本当の醤油を造るのか教えて欲しい。」と。
また、辰巳芳子先生は「良い調味料はたくさん入れなくても、しっかり味がでるのよ。」とも言います。
余分な調味料を使用すると、結局値段はそんなに変わらなくなります。
よい醤油を使いましょう。